木地師さん

小坊’S

2008年04月15日 22:13

お洗濯を経たお仏壇は天日で乾燥後、痛んだ所などを補修します。

お洗濯仏壇は木製品で、製造後何十年というものがほとんどですので、木が

反ってしまって割れたり、削れてしまう所があります。

中には、ねずみにかじられていたりするものがよく在ります。

簡単な修繕は製造部で行いますが、余りに痛みが酷い物は木地師さんに

持ち込み、補修してもらいます。

木地師とはお仏壇の製作に関わる8種類の職人さんのうち、お仏壇の

おおもととなる木組の部分を作製する職人さんです。

先日お洗濯をしましたお仏壇は、100年程前に製作されたもので、痛みも酷く

作り替えの部分が有り、豊田の木地師のSさんに補修をお願いしました。

当時、杉や松を使ったものは特に変形(反りや、木の節で曲がる)が多く、

木地師さんが木曽ヒノキやベイ桧葉を材料に用い修繕して下さいます。

下のわんこはSさんに飼われている”けんた”クンです。


がたいは大きく精悍な顔をしていますが、外観に反して少し気が小さいです。

そのギャップが又かわいいのですが、けんたの傍でSさんと打ち合わせをしている

最中、私の何気ない動きに驚き身をよじるのですが、動きが大きく余りに不意なので

私がそれに驚き、身を構える、という事がよくあります。

当日けんたの写真撮影を申し入れると、「お前、オークションに出すんじゃない

だろうなっ!?」
と疑われてしまいました。ブログに載せる云々を説明しましたが

まー、10万だったらいいわ」って・・・。

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